本の学校出版シンポジウム2024 in 東京 本と地域をめぐる「あの話」
日時:2024年10月27日(日) 12:00〜17:30 (開場 11:30)
会場:専修大学 神田キャンパス 7号館 3階(東京都神田神保町3-10-1)※専大通り沿い
参加費:会場参加:2,000円/1分科会あたり | アーカイブ配信:2,000円(後日配信)
交流会:18:30〜 参加費:6,000円
参加申込み:Peatixよりお申し込みください。
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(2025/11/17追記)アーカイブの追加受付を開始しました
地域のなかの書店と図書館、出版の新たな生態系、業界の構造的問題。
NPO本の学校では、書店、出版、本、地域をめぐってしばしば耳にする「あの話」について、しっかり話して聞くフォーラムを企画しました。
ご関心のある方ならどなたでも。素朴な疑問、今さら聞けない質問も大歓迎です。
■第1分科会 12:00~13:30
書店と図書館にできること―地域を耕す、読者が生まれる
全国各地で書店、図書館、地域住民のコラボレーションがおこなわれ始めています。
実際に町田市、盛岡市、名古屋市でおこなわれている活動の報告とともに、書店、図書館、地域住民が密接して連携していくためには何が必要か、どうしたら地域が連携して盛り上がっていけるのか、課題や問題を挙げながらディスカッションします。
■コーディネーター:
・藤坂康司氏(名古屋市守山図書館・志段味図書館)
■パネリスト:
・栗澤順一氏(さわや書店)
・井之上健浩氏(久美堂)
アーカイブ動画の追加閲覧受付を開始します。(申込期限:2025年2月末)下記よりお申し込みください
https://honnogakko2024symp-archive1.peatix.com/view
■第2分科会 14:00~15:30
著者・出版・書店の垣根を越えて ― 「軽出版」その可能性の中心
「軽出版」の提唱者・仲俣さんは、実売1,000部を超えた『橋本治「再読」ノート』の経験を機に、著者自身が編集・出版・販売する「軽出版」の可能性を確信されました。
東京赤坂で「双子のライオン堂」を営む竹田さんは、本屋発の文芸誌『しししし』をはじめ精力的な出版活動を展開、書店+イベント+出版のスタイルを確立されています。
なぜ自ら本を作り届けるのか、そのエネルギーの源を伺います。
■パネリスト:
・仲俣暁生氏(文筆家・編集者)
・竹田信弥氏(双子のライオン堂)
アーカイブ動画の追加閲覧受付を開始します。(申込期限:2025年2月末)下記よりお申し込みください
https://honnogakko2024symp-archive2.peatix.com/view
■第3分科会 16:00~17:30
街に書店が在り続けるためには~未来への提言~
『2028年 街から書店が消える日』(プレジデント社)では、著者・小島俊一氏がさまざまな識者に取材し、書店が生き残るための様々な提言、メッセージを記しています。
この分科会ではそれらをベースにしながら、「書店粗利改善のための取引条件改革」「硬直化した出版物流の改革」「業界人研修の必要性」といった課題に、書店自身と出版業界全体がどう変革をしていかねばならないかを、地域で独自色を発揮する書店人とともにゼロベースで議論します。
■パネリスト:
・小島俊一氏(元気ファクトリー)
・大井実氏(ブックスキューブリック/NPO本の学校)
・長﨑健一氏(長崎書店)
アーカイブ動画の追加閲覧受付を開始します。(申込期限:2025年2月末)下記よりお申し込みください
https://honnogakko2024symp-archive3.peatix.com/view
交流会
ゲストの方々も多数参加する交流会にぜひご参加ください。(チケットが必要です)
打ち解けた雰囲気で、ドリンク片手に語り合いましょう。
時間:18:30〜
会場:神保町ダイニングカフェ「エスペリア」(千代田区神田神保町2-4 太平電業ビルB1)
参加費:6,000円(税込)※フリードリンク
▼会場参加について
・係員の誘導に従ってご着席ください。
・主催者により、アーカイブ配信および記録を目的に本イベントの録画を行います。参加者の方による無許可での録音、録画はご遠慮ください。
▼アーカイブ配信について
・本イベントはオンラインでのリアルタイム視聴はできません。
・アーカイブ配信については、後日メールにて視聴の方法をお知らせします。開始時期はイベント実施の1週間前後あと(11月初旬)となります。
・クレジットカード・コンビニ決済による前払い制(Peatix)です。配信URL配布後のキャンセルは承れません。
・アーカイブ配信は、インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です。
・アーカイブ配信の視聴は、一名分のチケットでお一人様のみご覧いただけます。複数人で視聴されている場合は、配信を停止します。ご注意ください。
主催:NPO法人 本の学校
共催:BOOK MEETS NEXT実行委員会
後援:書店新風会・専修大学・日本雑誌協会・日本出版学会・日本書籍出版協会・日本書店商業組合連合会・日本図書館協会・版元ドットコム(五十音順)
▼お問い合せ:
NPO法人 本の学校 事務局
〒683-0801 鳥取県米子市新開2-3-10
Email:info@honnogakko.or.jp
登壇者プロフィール
▼分科会1:書店と図書館にできること―地域を耕す、読者が生まれる
◎藤坂康司(ふじさか・こうじ)
1958年生まれ。名古屋市志段味図書館・守山図書館館長。
フタバ図書と丸善で書店員として勤務ののち偕成社販売部に勤務、退職後、TRC指定管理図書館の名古屋市志段味図書館・守山図書館館長に。
地域市民と協働して健康講座「みんなのがん教室」など開催し地域課題に取り組んでいる。
◎栗澤順一(くりさわ・じゅんいち)
1972年生まれ。株式会社さわや書店外商部長兼商品管理部長。
1999年、株式会社さわや書店入社。本店専門書フロア担当ののち、フェザン店次長、仙北店店長を経て現職。教科書関連作業から各種営業、イベント業務、そして各出版社との交渉ならびに弊店全店の商品管理と業務は多種に渡る。趣味は深酒と温泉巡り。著書に「本屋、地元に生きる」(KADOKAWA刊)がある。
◎井之上健浩(いのうえ・たけひろ)
1982年生まれ。株式会社久美堂代表取締役社長。
久美堂本町田店では、町田市内の図書館で借りた本の返却や予約資料の受け取り、リクエストの受付業務を開始。
同店では、ハンディキャップのある方や小さなお子さま連れの方にも気軽にご来店いただけるように「ドライブスルー」を併設している。
▼分科会2:著者・出版・書店の垣根を越えて ― 「軽出版」その可能性の中心
◎仲俣暁生(なかまた・あきお)
1964年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。文筆家、編集者。
大正大学表現学部教授。著書『ポスト・ムラカミの日本文学』(朝日出版社)、『極西文学論』(晶文社)、『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『失われた「文学」を求めて|文芸時評編』(つかだま書房)、共編著『編集進化論』(フィルムアート社)ほか。
◎竹田信弥(たけだ・しんや)
「双子のライオン堂」店主。文芸誌「しししし」発行人。東京都生まれ。
高校時代にネット古書店として双子のライオン堂を開業。2013 年4月に文京区白山でリアル店舗をオープン。2015 年10月に港区赤坂へ移転。読書会を中心にイベントを多数企画。著書に『めんどくさい本屋―100年先まで続ける道 (ミライのパスポ)』(本の種出版)。『街灯りとしての本屋』(雷鳥社)構成を担当。共著に『これからの本屋』(書誌汽水域)『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』(朝日出版社)など。
▼分科会3:街に書店が在り続けるためには~未来への提言~
◎小島俊一(こじま・しゅんいち)
1957年福岡県生まれ。株式会社トーハンで営業部長、情報システム部長、執行役員九州支社長などを経て2013年に愛媛・明屋書店に出向し代表取締役に就任。
独自の手法で業績のV字回復に成功し、週刊ダイヤモンド「地方元気企業ランキング」で日本一に選出される。2017年に経営コンサルタントとして独立し、業種の枠を超えて活動を続ける。
◎大井実(おおい・みのる)
1961年福岡市生まれ。東京、大阪、イタリアなどで、ファッション関係のショーや現代美術の展覧会などの企画・制作に携わった後、2001年、福岡市のけやき通りに新刊書店ブックスキューブリックを開業。
2006年、いまや全国各地に広がるブックイベントの先駆けとなった「ブックオカ」を有志とともに立ち上げ、実行委員長を務める。2008年に、カフェとギャラリーを併設する箱崎店をオープン。
◎長﨑健一(ながさき・けんいち)
1978年熊本市生まれ。2001年、家業である株式会社長崎書店に入社。
2009年、4代目社長に就任後、「リアル書店かつ地場書店だからこそできること」をモットーに、独自企画のイベント・フェア運営に加え、立地する商店街の理事として地域活性化にも取り組む。