書店人教育講座 2022春講座
本の世界で働く人のために「今知っておきたい」情報をコンパクトに凝縮!
日時:2022年5月20日(金),21日(土)
会場:オンライン※ZOOM使用
主催:NPO 法人 本の学校
「書店人教育講座(春講座)」は書店人としての基礎教養を学ぶための講座として、「本の学校」創設時より四半世紀以上にわたって続く歴史ある講座です。現役の出版・図書館関係者をはじめ、第一線で本とかかわる方を講師にお招きし、多角的なテーマで「本と書店のいま、そして未来」をお伝えします。 書店人だけでなく、本や出版に興味のある方なら、どなたでも受講いただけます。
書店人教育講座2022 タイムテーブル
※テーマ・講師等は変更の場合があります。何卒ご容赦ください
2022年5月20日(金)
第1講
2022年5月20日(金)15:30 ~ 17:00
「書店員の悩みと疑問に答える90分 ~「本そばポッドキャスト」出張版~」
講師・すずきたけし(版元ドットコム)/ 渡辺佑一(一冊!取引所)
書店で働いていて、ふとした疑問や悩みがあっても、忙しくて相談する機会すらない、今さら恥ずかしくて聞けない……そんなお困りごとに、元・書店員歴 25 年のすずき氏と、「一冊!取引所」運営等で数多くの書店との話を聴く渡辺氏の 2 人がお答えします。受講生の皆様から事前にご用意いただいた質問に対話形式でわかりやすく解説します。
【講師プロフィール】
◆すずきたけし:元書店員。書店員歴25年。総合書店で店長を20年。2017年にコンセプト系書店に携わり、2020年から売文業と版元ドットコムの二足の草鞋。
◆渡辺佑一:出版取次トーハンで7年勤務。その後出版社のミシマ社入社。2020年から出版社と書店をつなぐプラットフォーム「一冊!取引所」運営
第2講
2022年5月20日(金)18:00 ~ 19:30
「地域出版への取り組み ~地域情報誌出版を通じて見えた書店の強み~」
講師:髙須大輔(豊川堂 代表取締役社長)
豊橋の老舗・豊川堂は、書店業とともに地域出版事業も手掛けています。特に2022年『まるごとぜんぶ豊橋の本』(ぴあ発行)では企画・取材等に豊川堂が全面的に参加。当講座では、髙須社長と同誌出版の陣頭指揮を執ったぴあ名古屋支社・伊奈編集長が、地域に根差した書店の持つ強み、出版社と書店が協働した狭域本のプロセスなどをお話しいただきます。
【講師プロフィール】
◆髙須大輔:1980年、愛知県豊橋市に生まれる。大学卒業後、旭屋書店京都店で働いた後、2005年実家である豊川堂に強制送還される。同年、純愛を貫き15歳から付き合っていた彼女と結婚。2016年代表取締役社長に就任。現在3男1女の父であり、ボランティアで読み聞かせの活動も行っている。地域に密着し、地域のお客様から必要とされる書店を目指し、日々地元で楽しく仕事をしている
2022年5月21日(土)
第3講
2022年5月21日(土)10:30 ~ 12:00
「書店員のためのSNSの使い方 ~情報収集・発信テクニックと事例集~」
講師・大矢靖之(文藝春秋 プロモーション部)
書店が個人・店舗でSNSアカウントを持つのは当たり前となりましたが、どう効果的に使えば良いかわからないと悩む人たちも多いのでは。元書店、ITサービス業も経て現在は出版プロモーション業務を担う大矢氏が、書店員が知っておくべきSNS活用の基本と最新情報、そして各SNSの効果的な投稿(あるいはアルゴリズムの傾向)をお伝えします。
【講師プロフィール】
◆大矢靖之:東京都生まれ。書店員11年、IT系ライティング・ディレクション2年半を経て、2019年10月に文藝春秋入社。フェリス女学院大学非常勤講師を兼務(「読書とメディア」担当、2019~2020年)。
第4講
2022年5月21日(土)13:00~14:30
「書店の店舗運営を数字から診る~内部環境から外部環境まで~」
講師:湯浅創(インプレス / 未来読書研究所)
商圏分析、商品構成、財務諸表や労務管理など、書店を運営するうえで必要な「数字の見方」の基本をお教えします。出版業界随一の「データ分析の鬼」と呼ばれる湯浅創氏が、数字的観点から店舗の強み・弱みを読み解き、把握した強み、弱みをさらにどのように店舗改善に生かすのかを、豊富な具体的事例、データを通してわかりやすく解説します。
【講師プロフィール】
◆湯浅創:1974年生まれ。2007年、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程単位取得退学(国際正義論、国際物流論)。2007年、TAC株式会社出版事業部入社。編集、製作、電子書籍開発、編集、営業部門を歴任。2020年、株式会社インプレスに入社し、現在は出版営業部次長。2020年11月に田口幹人氏と合同会社未来読書研究所を設立し共同代表社員も務める。
第5講
2022年5月21日(土)15:30~17:00
「図書館はどうやって本を選び、買うのか 直接選書と間接選書」
講師:吉井潤(都留文科大学、日本大学 非常勤講師)
図書館での図書の購入、同じ本であっても書店の仕入れや購入とは仕組みや基準は大きく違います。本講座では、なかなか知ることの少ない図書館、とくに公立図書館での本選びについて、経験豊富で研究テーマとしておられる吉井さんにお話しいただきます。まずは直接本を見て選ぶ「見計らい選書」とカタログなどで選ぶ「間接選書」について。
【講師プロフィール】
◆吉井潤:早稲田大学教育学部卒。山中湖情報創造館、練馬区立南田中図書館、新宿区立図書館角筈図書館、江戸川区立篠崎図書館・篠崎こども図書館長を歴任、現在都留文科大学/日本大学非常勤講師。著作に『29才で図書館長になって』はじめ多数、最新刊『事例で学ぶ図書館サービス概論』。
受講料・参加申し込みについて
1講座当たり1,100円(税込)、学生550円(税込)
参加申込みはPeatixにて承ります。
【配信での参加につきまして】
・配信はZOOMミーティングを使用いたします。
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です。
・視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください。
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください。
※参加者の方々には事前に、Peatix内メールにてオンライン視聴の方法をお伝えいたします。
※アーカイブ配信を予定しております。事前申し込みいただいた方には自由な時間に見られる動画URLをお送りします。
※本講演をご視聴いただくためには、PC/タブレット/スマートフォンが必要になります。
ご案内チラシはこちら
お問い合わせ
NPO法人本の学校
TEL:0859-31-5001
FAX:0859-31-9231
MAIL:info@honnogakko.or.jp(事務局:津田/山本)
〒683-0801鳥取県米子市新開2丁目3番10号 (本の学校・郁文塾内)