広島大学文学部が鳥取県米子市の NPO 法人「本の学校」と共同で開催しています「文藝学校」講演会。今回の「文藝学校」講演会は、新型コロナウィルス感染症を配慮し、初のオンライン開催といたします。
キャッチフレーズは、「困ったときこそ、人文学。」
広島大学文学部の講義を体験してみませんか。多数のご参加をお待ちしております。
また講演終了後には、高校生の皆さんからの受験相談も承ります。現役の学生が応対しますので、お気軽にご参加ください。
第18回「文藝学校」講演会
●日時:2021年 12月25日(土) 10:30~17:00
●参加費:無料・Zoom によるオンライン開催(アーカイブ配信はありません)
主催:広島大学大学院文学研究科/特定非営利活動法人 本の学校
共催:(株)今井書店グループ・「本の学校」郁文塾
第18回「文藝学校」講演会
演題1
10:40~11:40
パルテノン神殿の宝物庫を覗く—古代ギリシア語碑文学への誘い—
アテネの観光名所といえばまず、青い空を背景に、アクロポリスの丘に立つ、白いパルテノン神殿を思い浮かべる人が多いでしょう。
これは紀元前5世紀後半、ペリクレスが主導して、国家の守護神たるアテナ女神に捧げられた壮麗な大神殿です。
しかし今では廃墟になっています。往時のパルテノン神殿はどんな姿をしていたのでしょうか?また神殿の中には何があったのでしょうか?
発掘された大理石の板に刻まれた文書を解読すると、その答えが見つかります。同時に当時の文書管理の厳格さも窺えます。
碑文の解読を通して、みなさんを2500年前のパルテノン神殿の内部にご招待いたしましょう。
講師:前野弘志(西洋史分野 教授)
演題2
11:50~12:50
『不思議の国のアリス』を英語で楽しく読もう
『不思議の国のアリス』は、オックスフォード大学クライストチャーチ学寮で数学の教鞭を執っていたチャールズ・ラトウィッジ・ドッドソンが同学寮長の娘アリス・プレザンス・リドルに1864年11月26日に贈った『地下の国のアリス』をもとに加筆修正され、丁度その一年後、ルイス・キャロルのペンネームで出版されました。
今回は、『不思議の国のアリス』を英語で楽しんでもらえるための下準備のお話しをしたいと思っています。高校生、中学生のみなさん、アリスが待っていますよ。
講師:今林修(英語学分野 教授)
演題3
13:40~14:40
中国の小説と日本人
中国を代表する『三国志演義』『西遊記』『水滸伝』といった小説は、江戸時代に日本へやってきました。以来、多くの日本人の心をとらえ、日本の文学や文化にも様々な影響をもたらしました。しかしこれらの小説は、江戸時代の日本人にとって、エンターテインメントとしてだけの存在ではありませんでした。
作品世界に浸り、楽しむという、小説本来の読まれ方以外にも、数々の「用途」があったようなのです。非公開の資料も取りあげながら、日本人と中国の小説との関係について見ていきたいと思います。
講師:川島優子(中国文学語学分野 教授)
演題4
14:50~15:50
新出『源氏物語』「若紫寸見」
一昨年秋に紹介された大河内本『源氏物語』から知られる事柄をいくつかわかりやすくお話しします。
これまでの解釈への疑義、物語の主題、藤原定家との関係など、目からウロコが落ちる「ような」お話が出来ればと、願っています。
講師:位藤邦生(広島大学名誉教授)
受験相談会 16:00~17:00
■お申込み
●各講座のお申込み
下記 URL からご登録ください。登録後、視聴用 URL が届きます。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZMkf-6hrzkqGt1PjDsTTxS8084A9a7QlK9f
* 講座はひとつでも、すべてでも、お好きなものを選んでご受講いただけます *
●受験相談会のお申込み
下記 URL からご登録ください。登録後、参加用 URL が届きます。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZElduqgpjsuGdKdL-00R5VTzsFHa_xTlSd0
登録名を【名(フルネーム)姓(学校名)】としてご登録ください
■お問い合わせ
NPO法人 本の学校
TEL:0859-31-5001
FAX:0859-31-9231
E-mail:b-schule@imaibooks.co.jp