ブックフェスティバル期間中の10月27日に「本の学校出版産業シンポジウム2019in東京」を、開催します。
本の学校は1995年の開校以来、「大山緑陰シンポジウム」や「出版産業シンポジウム」など、本の未来を考えるための活動を行ってきました。今年も本にかかわるさまざまな立場の人々が集う場として、“本の街”神保町で4つのフォーラムを開催します。
本の学校出版産業シンポジウムin東京は、神保町ブックフェスティバルの協賛イベントです。
●日時 2019年10月27日(日) 12:30~15:50 (12:00受付開始)
● 会場 専修大学神田キャンパス 地図
主催:特定非営利活動法人 本の学校
後援:日本書店商業組合連合会 書店新風会 日本書籍出版協会 日本雑誌協会
日本出版インフラセンター 出版文化産業振興財団 版元ドットコム
日本出版学会 専修大学文学部
フォーラム
第1フォーラム
12:30~14:00
本屋を開業する2
個人による本屋の開業がますます増えつづけています。これから本屋を開業しようとしている人も後を絶ちません。こうした状況に鑑み、本分科会では昨年に引き続き本屋を開業する方法について討議します。本年は専業の書店経営者、取次勤務の書店運営者と、立場は異なりつつも、開業を経験している2人にさまざまな視点から、その方法や技術について語っていただきます。
コーディネーター●松井祐輔(H.A.BOOKSTORE)
パネリスト●辻山良雄(Title)、田口幹人(リーディングスタイル)
第2フォーラム
12:30~14:00
新しい出版──編集の未来と原点を語る
コンテンツ配信サイトcakesと、クリエイターと読者をつなぐメディアプラットフォームnoteを展開し、広告収入以外の事業モデルを確立して、成長を遂げているピースオブケイク代表の加藤貞顕氏。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』や『嫌われる勇気』『漫画君たちはどう生きるか』の3つのミリオンセラーを編集し、立ち上げた新会社STOKEでは「教育」×「出版」の分野も編集していく柿内芳文氏。数々のヒットを生み出しながら、常に新しい挑戦を続けるふたりの原点には「編集」があります。最前線で活躍する二人に、「編集」の未来と原点を語っていただきます。
パネリスト●加藤貞顕(ピースオブケイク代表取締役CEO)、柿内芳文(編集者/STOKE代表取締役)
第3フォーラム
14:20~15:50
ティーンエイジャーと本
朝読などを通じて、数多くの本を読む小学生。しかし卒業後は、年齢が高くなるにしたがって「不読率」が高まることが問題視されています。しかし、本当に「不読」なのでしょうか、あるいはこの「不読」は問題なのでしょうか。そしてそもそも、この「読」すなわち「読書」とは、何を指しているのでしょうか。図書館関係者を中心に語っていただきます。
パネリスト●野末俊比古(青山学院大学教育人間科学部教授・図書館長)、木下通子(埼玉県立浦和第一女子高校担当部長兼主任司書)、福田孝子(全国SLA学校図書館スーパーバイザー)
第4フォーラム
14:20~15:50
重要性を増す、本の“発売前”プロモーション
出版流通が激変する中、いま必要なのは商品情報をいち早く書店や読者に流通させ、売れる環境を作っていくことです。本分科会では特に「発売前のプロモーション」に焦点を絞り、JPRO等を活用した発売前の書誌登録・予約活動や、著者や読者を巻き込んだ話題作りなどについて、各社の取り組み事例や課題を挙げ、今後出版業界としてどう変わっていくべきかを議論します。
パネリスト●小野寺優(河出書房新社)、古幡瑞穂(日本出版販売) ほか
交流会
交流会
18:30~21:30
本の学校 交流会
どなたでもご参加いただけます。本シンポジウムの登壇者に加えて、日ごろNPO法人本の学校の活動に参加、ご支援をいただいている皆様をお招きし、出版文化を育む人々の交流の場、明日への始まりの場といたします。
会場●トリッペリア モツーダ 神保町店(岩波神保町ビルB1)
■参加お申込み
フォーラム(通し券) 2,000円(学割:1,000円)
交流会 4,500円(学割:3,500円)
フォーラムは各時間帯より1フォーラムずつ、計2フォーラムをご選択いただけます。
参加申し込みは、ページ下部のお申し込みフォーム、メール・FAXで承ります。
メール:info@honnogakko.or.jp
Fax:0859-31-9231
お申込みフォーム
※事前お申し込みは10月25日16時にて締め切らせていただきました。以降の参加お申し込みは、現地受付にて直接承ります