※会場がパンフレット記載の専修大学神田キャンパス5号館から、2号館 3号館へと変更となりました。(PDF)
NPO法人本の学校は、神保町ブックフェスティバル期間中の11月3日に「本の学校出版産業シンポジウム2017in東京」を、“本の街”神保町で開催します。
本の学校は1995年の開校以来、「大山緑陰シンポジウム」や「出版産業シンポジウム」など本の未来を考えるための活動を行ってきました。
今回も激変する本と、本を取り巻く環境について考え、より豊かな読書環境を作り出すため、「神保町で本の“いま”を語ろう」をテーマにした基調フォーラムと、多様なテーマを取り上げる5つの分科会を開催いたします。
皆さんと神保町に集まって、「本」についてともに語り合いましょう。
皆様のご参加をお待ちしております。
●日時 2017年11月3日(金・祝) 12:30~17:45
●会場 専修大学神田キャンパス 地図
主催:特定非営利活動法人 本の学校
後援:日本書店商業組合連合会 書店新風会 日本書籍出版協会 日本雑誌協会
日本出版インフラセンター 出版文化産業振興財団 版元ドットコム
日本出版学会 専修大学文学部
基調フォーラム
基調フォーラム
12:30~14:00
神保町で本の“いま”を語ろう
本の世界は大きく変わろうとしています。紙の本を基盤に成立してきた従来の出版産業は市場の縮小によって再編や淘汰が進む一方で、ネットの拡散力によって、以前では考えられないほど本に関する多くの情報が発信されるようになり、本自体も電子書籍など多様化しています。こうした変化の時代にあって、本の持つ魅力や、本と人々の接し方などを、これまで以上に豊かにしていくにはどうしたらよいのか。「本の街」神保町で、書き手、読み手それぞれの立場から思う存分「本」について語っていただきます。
コーディネーター●河野通和(ほぼ日の学校長、編集者)
パネリスト●梯久美子(ノンフィクション作家)、出口治明(ライフネット生命保険創業者)、東えりか(HONZ副代表)
会場●専修大学神田キャンパス 3号館303教室
分科会
第1分科会
14:30~16:00
編集長が本気で取り組むWebメディア
紙の雑誌が苦境の一途をたどる中、出版社の多くがWebメディアの運営に積極的になり始めています。運営形態はさまざまですが、すでに収益の柱の一つとなり始めているメディアも少なくありません。今後出版社はどう紙媒体とWeb媒体を使い分け、雑誌のビジネスモデルを構築していくべきでしょうか。実際にWebメディアの運営に第一線で携わる編集長から現状と課題、展望を語ってもらいます。
コーディネーター●植村八潮(専修大学/NPO法人本の学校理事)
パネリスト●金泉俊輔(扶桑社 週刊SPA! 編集長)、松原亨(マガジンハウス Casa BRUTUS編集長 兼デジタル戦略室室長)、山田俊浩(東洋経済新報社 東洋経済オンライン編集長)
会場●専修大学神田キャンパス 2号館204教室
第2分科会
14:30~16:00
ブックイベントはやめられない~仕掛け人が語る舞台裏
本に関するイベントが増えています。一箱古本市やトークイベントを中心としたブックイベントが全国各地で行われるなか、売り手が直接本を販売する場や、海外との繋がりを模索するイベントも活況を呈しています。この分科会では、イベントに関わっている人のお話を伺いながら、人と本が出会うイベントを広げ、そして続けるために必要なこと、そして新しくイベントをはじめる際に必要なことについて考えていきます。
コーディネーター●浅井啓介(TAC出版/でるべんの会)
パネリスト●下屋敷佳子(アノニマ・スタジオ/BOOK MARKET) 中村佳史さん(神保町・本と街の案内所/NPO法人連想出版理事) 中島佑介さん(POST/The Tokyo Art Book Fair)
会場●専修大学神田キャンパス 2号館205教室
第3分科会
16:15~17:45
ベストセラーを生む“出版プロモーション力”
出版社が、出版プロモーションに積極的になっています。各社の得意ジャンルによって方法の違いこそありますが、メディア戦略によって、本を売り伸ばしている例が増えてきました。書店来客数が減少した時代こそ「出版プロモーション力」しだいでベストセラーが生まれます。出版プロモーションの最前線にいる鬼塚氏、奥村氏が、豊富な成功事例と、今後の課題・展望を幅広く語ります。
パネリスト●鬼塚忠(アップルシード・エージェンシー代表取締役)、奥村知花(書籍PR 本しゃべりすと)
会場●専修大学神田キャンパス 2号館204教室
第4分科会
16:15~17:45
出版はどこででもできる~ローカルパブリッシャーのすすめ~
日本では多くの情報が東京に集まり、出版物も東京から発信されることがほとんどでした。しかし、最近では東京以外の地域で出版社を創業したり、東京ではあっても都心ではなく、地域社会に根ざした形での出版活動を行う人々が出現しています。ネットという新しい情報流通網の登場によって、むしろ出版活動が「中心」から自由になったということなのかもしれません。こうした「ローカル」に根を下ろした出版の楽しさと可能性に迫ります。
パネリスト●木下豊(文屋)、吉満明子(センジュ出版)
会場●専修大学神田キャンパス 2号館205教室
第5分科会
16:15~17:45
もっと売るための書誌情報とは?~JPRO第2フェーズの幕開け~
2015年「出版情報登録センター(JPRO)」は出版物の近刊情報・販促情報・出版権情報を一元管理し出版業界の効率化を図るため設立され、新展開第2フェーズがスタートします。「本が売れるために本当に必要な書誌情報は何なのか?」をテーマに、出版情報に精通した現役の出版人と書店員が、課題や問題点とともに「真の出版情報インフラ整備」の未来を議論します。
コーディネーター●木俣洋一(日本出版インフラセンター 事務局長)
パネリスト●沢辺均(ポット出版 代表/版元ドットコム 役員)、成瀬雅人(原書房 代表取締役社長)、庫本善夫(庫書房店長/奈良県書店商業組合理事/本屋の村)
会場●専修大学神田キャンパス 2号館208教室
交流会
交流会
18:30~21:30
本の学校 交流会
どなたでもご参加いただけます。本シンポジウムの登壇者に加えて、日ごろNPO法人本の学校の活動に参加、ご支援をいただいている皆様をお招きし、出版文化を育む人々の交流の場、明日への始まりの場といたします。
会場●トラットリア パパミラノ 神保町店(岩波神保町ビルB1)
■参加お申込み
事前申し込みは受付を終了させていただきました。
参加をご希望の方は当日、会場にて受け付けいたします。
基調フォーラム 1,000円
分科会(通し券) 2,000円(学割:1,000円)
交流会 4,500円(学割:3,500円)
分科会は各時間帯より1分科会ずつをご選択いただけます。