<参加受付中!>第20回「広島大学文藝学校」

第19回「広島大学文藝学校」開催のお知らせ

第19回「広島大学文藝学校」講演会(広島大学文学部ゼミナール)を開催します。
今回の「文藝学校」講演会は、コロナ禍を経て、久方ぶりの対面での開催となります。
キャッチフレーズは、「人と人とをつなぐ人文学」。広島大学文学部の講義を体験してみませんか。
全講義を受講していただくのも良し、選択受講いただくのも良し。多数のご参加をお待ちしております。

第19回「広島大学文藝学校」(広島大学文学部ゼミナール)

日時:2023年8月27日(日)  10:30~17:00
会場:本の学校 多目的ホール(鳥取県米子市新開2-3-10)
受講料:無料
参加申込み:メールまたはFAXで「お名前・希望する講義名・ご連絡先」をお知らせください。
・メール:info@honnogakko.or.jp
・FAX:0859-31-9231
申し込み〆切り:8月26日(土)

プログラム

・開式の辞(10:30~10:40)

1. 宮川朗子(フランス文学語学分野 教授)(10:40~11:40)

珠玉のエンタメ小説、「シェリ=ビビ」シリーズの世界

【要旨】ミュージカルで有名な『オペラ座の怪人』の原作や、密室殺人の謎を解く古典的作品『黄色い部屋の謎』の作者であるガストン・ルルーは、今日まで語り継がれているもう一人の怪人シェリ=ビビの生みの親でもありました。
「永遠の囚人」シェリ=ビビを主人公とする小説は、ベル=エポック期のフランスで話題となり、3作を数える人気シリーズとなりました。
今回は、日本ではほとんど知られていなかったものの、昨年翻訳が出版されたシリーズ第1作目『シェリ=ビビの最初の冒険』を中心に、このシリーズの魅力をお伝えします。
時間が許せば、この小説の翻訳こぼれ話もお話しできればと思います。

2. 今林 修(英語学分野 教授)(11:50~12:50)

英語の小説における「話法」を考える

【要旨】最近の高等学校の英語の授業では「話法」についてほとんど教えなくなりました。
少なくとも1980年代前半までは、リーダーや英文法の授業において、直接話法と間接話法の相互書き換えはもちろんのこと、描出話法(自由間接話法)までも扱っていました。
英語で書かれた小説において「話法」の果たす役割は非常に大きく、実際の例をつぶさに観察しながら、「話法」(提示法)の種類とその役割について解説しようと考えています。

3. 小林英起子(ドイツ文学語学分野 教授)(13:40~14:40)

ドイツの動物寓話にみる諷刺と教訓とユーモア

【要旨】古代ギリシャのイソップの短い寓話には、人生の機微が込められており、ドイツ語圏でも古くから翻訳され、詩人にも影響を与えました。
人文主義時代のルター、18世紀啓蒙時代のレッシングや児童文学のC.F.ヴァイセ、古典主義期の文豪ゲーテも諷刺や教訓を含む動物寓話を好んで表しました。
ルターから現代文学のカフカまで、特徴的な動物寓話を厳選してご紹介し、諷刺と教訓と意味とユーモアを味わってみたいと思います。

4. 位藤邦生(広島大学名誉教授)(14:50~15:50)

日本文化としての『源氏物語』

【要旨】来年度NHK大河ドラマで放送予定の「光る君へ」と関連して、日本文化としての『源氏物語』をわかりやすくお話ししようと思っています。

受験相談会 (16:00~17:00)

※受験相談会をご希望の方は、お申込み時に学校名をお知らせ下さい。






主催:広島大学文学部・NPO法人「本の学校」
お問い合わせ・お申し込み先:
NPO法人「本の学校」
TEL: 0859-31-5001 (月~土10時~18時 8月14日・15日は休み)
FAX: 0859-31-9231